大垣市立北中学校の皆様から素敵な年賀状をいただきました。
1枚1枚皆さんで読んで、お返事を書きました。
インフルエンザ、コロナの影響でなかなか外部との接触ができない中、こういった体験は本当に貴重です。
もうコロナも5類になったんだからいいんじゃないかと思う方も多くいらっしゃると思います。たしかにコロナウィルスが最初に発生した時に比べると変異を繰り返すたびに弱毒化していて、全体的な重症化リスクは減っています。ですが、基礎疾患を持っている人、免疫力が低下している人が感染すると重症化してしまう可能性は実はあまり変わっていません。
免疫力が低下しているという点で、ご高齢者はこの中に含まれます。
この感染症の類型というものを、コロナが流行りだしてから知った方も多いと思いますが、5類になったからって軽い病気になったというわけではありません。
5類のリストを見たことがないという方もいらっしゃると思いますが、興味のある方は一度ご覧になってみてください。そこそこ死亡率が高い感染症も含まれています。聞いたことのない感染症だったり、感染経路が限定されているものもあり、年間での発生率がそこまで高くないものも含まれています。
そんな中に、風邪のように簡単に空気感染する、比較的感染率が高いコロナも含まれています。
そう考えるとちょっと怖いと思いませんか?
私たちにできることは、まず自分たちが感染予防を徹底する。次に利用者様と外部の接触を制限する、という形になります。
話を戻しますが、こういった状況下で新たな交流ができるということは、利用者様や、私たちスタッフにとっても大変ありがたいことです。
お返事を書いている利用者様の顔は、いつもとまた違った温かい表情でした。
大垣市立北中学校の皆様、ありがとうございました。
あけましておめでとうございます。
旧年は、五月のコロナ感染症の5類移行とともに徐々に日常生活が取り戻されて、法人を取り巻く環境も落ち着いてきた一年でした。一方で、ウクライナのみならず中東でも戦争が勃発し、落ち着かない世界情勢が心配であった一年ともいえます。
また、食材費、光熱水費の高騰など法人経営の環境は厳しくなるばかりです。そうした中、当法人においては新しい電子記録システムの導入やセンサー、介護ロボットなどを整備してより働きやすい環境をめざしています。人口減少社会の中、日本のあらゆる分野で生産性の向上がもとめられている中、我々の現場においても一層の創意工夫を行っていきたいと思います。
その一方で忘れてはならないのが、弊社の企業理念です。
弊社の企業理念は
私たちは、「惻隠の情」の心を持って≪何ができるか≫≪何をすればよいか≫を常に考え介護に当たり、支援が必要な人々にとってなくてはならない存在になりたい。
を掲げています。
「惻隠の情」とは、相手の心情を深く理解し、相手の立場に立ってものごとを感じとる心持ちのことです。現代の日本人は個人主義で、惻隠の情が欠けている所があります。「惻隠の情」の心があれば他人へ寄り添い、励まし、心の支えになることができると考えます。
介護施設、病院、自宅、様々な生活があります。家族、友人、介護従事者、医療従事者が一人の人生の一部分に「惻隠の情」の心を持ち、一人一人がなくてはならない存在になる事を願います。
新年にあたり、本年が皆様方にとって明るい良い一年でありますよう心より祈念いたします。
末筆ながら、皆様の今年一年のご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。